レモンで電池
電解質溶液の中に銅と亜鉛を入れ、その銅と亜鉛を導線でつなぐと化学反応が起こり、銅が正極、亜鉛が負極となって導線に電子が流れます。
今回は身の回りにあるものを使ってそれを体験してみようと思います。
■用意したもの
・電解質溶液 → レモン
・銅 → 10円玉(10円玉は95%が銅です。)
・亜鉛 → 亜鉛メッキされた板
レモンを半分に切ったものに10円玉と亜鉛メッキ板を差して、テスターで電圧を測ってみると約1.1Vでした。
どういうことが起こっているかというと、
・亜鉛は酸に溶けて、電子は残る
・銅は酸に溶けないが、電子が奪われる
↓
・銅の電子が不足する
↓
・導線を通じて亜鉛(負極)から銅(正極)へ電子が流れる
という様なことが起こってるみたいですよ。
手元にあるLEDを光らせる為にはまだ電圧が足りないので、レモン電池を4つ直列でつないで、4V強の電圧でLEDにつないでみました。
バッチリ光っています。
※実験後のレモンには、有害な亜鉛イオンが溶け込んでいる為、スタッフがおいしく食べることはできませんでした。
参考にした書籍:「Make: Electronics」